大紀元時報

習近平「虎退治」加速 江派核心に近づく

2015年11月26日 18時00分
上海副市長の失脚は江沢民粛清の序曲か(大紀元合成)
上海副市長の失脚は江沢民粛清の序曲か(大紀元合成)

 株暴落に江派の影

 今年6~7月の間、中国で株価暴落が起きてから、中国証券最大手の中信証券と証監会のスキャンダルが相次いだ。程博明総経理など11人の中信証券幹部がインサイダー疑惑で調査され、証監会も姚剛・副主席のほか張育軍・主席助理ら4人の幹部が調べられた。

 中国メディアの報道によると、市場を救う役を担う中信証券と証監会主席補佐の張育軍氏は共同で「泥棒が他人を泥棒呼ばわり」する芝居を演じたという。一方、香港メディアは姚剛氏が海外と結託し、中国株市場の空売りに関わったと暴露した。

 また、捕まった北京と上海の「虎」は株価の暴落と関連があり、北京、上海と寧夏の「虎」は江沢民一族、江派重鎮の曾慶紅一族と密接な関係を持つと言われる。

 共産党の財政経済上層に近い情報筋によると、江沢民系の大企業がいずれも中国A株の空売りに加担し、江派の劉雲山・政治局常務委員の息子である劉楽飛・中信証券副理事長はそれを操る1人だという。さらにネットでは、江沢民と曾慶紅の家族も関連していると伝えられた。

 海外のメディアによると、北京上層はすでに今回の株価暴落を「経済の政変」と見なしているという。

 江派核心に近づく

 近頃、習近平当局の反腐敗の嵐は金融界を巻き込んでいる。海外メディアの報道によると、今まで少なくとも20人の証監会幹部と100人以上の証券会社の幹部が制限を受け出国できず、調査されるのを待っているという。また、今年第3ラウンドの中央巡視はすでに正式に起動し、巡視される31カ所のうち、中央銀行、証監会、中信グループなどの21社の金融部門が含まれる。

 中国の金融業は長期にわたり江沢民グループに掌握されてきた。江沢民の古巣の上海は中国の金融センターとよばれる。当局による反腐敗の金融界への全面的な展開は、上海と江沢民利益グループが厳しく粛清され、江沢民や曾慶紅、劉雲山らの家族が真っ先にターゲットにされることを意味すると見られる。

 時事評論家の謝天奇氏によると、江沢民は習近平当局にとって「虎退治」の究極のターゲットである。上海副市長の失脚は当局が上海を粛清する上でのシンボル的事件であり、江沢民を清算する行動の序曲だという。

(翻訳編集・金本)

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