大紀元時報

デンマーク=「世界で最も幸せな国」と呼ばれるのはなぜ?

2016年12月23日 06時00分
(ネット写真)
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 デンマークの学校では成績が優秀な学生を表彰しない。12歳以下の生徒には通知表がない。人と比べるより、先生と親は子供に才能を伸ばすことに重点をおく。公立学校の場合、小学校から大学まで、無料で教育が受けられるだけではなく、勉強しながら、お金をもらえる制度もある。18歳以上の学生は生活補助金がもらえ、金額は家族と同居しているかどうかによって増減される。

 「生涯学習」はこの国ではただのスローガンではない。デンマーク人は1人当たり、本を借りる比率は世界2番目に高い。人口100人当たりブロードバンドの普及率は世界1位。学費を支払う壁がないため、生涯学習が成り立つのだ。私立学校に通う場合でも、政府から75%の補助を受けられる。デンマークで私立学校は貴族のステータスではなく、子供に特殊な技能、例えば、芸術や体育を学ばせるために通わせる。

 職業に貴賎なし

 デンマークの副首相は農業学校の出身であり、大臣クラスには高校卒業の人もよく見られる。生涯学習を通して、彼らは国を治めることができる。デンマークの価値観は、職業に貴賎なし。農民であれ、職人であれ、仕事のミスマッチを後悔する人はいない。

 暗い夜が20時間もある冬が訪れると、デンマーク人の学習シーズンの到来を意味する。「クラブ」という存在が有名なデンマークでは、冬に入ると、人々は暗くなってからの時間を利用し、様々な学習クラブに参加する。童話の世界のような「新港」のそばでは、オーシャンブルー、クリームイエロー、オレンジ、ライトグリーンなどの色鮮やかなモグハウスが立ち並んでいる。

 制度は清廉潔白

 2005年5月、移民業務に携わる下級官僚が中国留学生から賄賂を受け取ったことで摘発された。収賄事件の金額は日本円にして約120万円だが、「デンマークで30年ぶりの最も大きな賄賂」と報道された。

 この他、デンマーク政府は機密文書を除いて、各部門の報告、法令はすべてマスコミに公開され、透明性を保っている。外国人記者にも知る権利が与えられている。

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 社会保障制度の完備、国民は生活を心配せず、互いに助け合う

 デンマークでは幼稚園から大学まで無料で教育を受けられる。博士学位を取得したばかりの青年ハーゲンさんは「信頼性の高い社会では、人々はまるで透明な泡の中にいて、自分は他人と同じように教育や就職の機会が保証され将来が見えるから、心配しない」

 デンマークは典型的な高収入、高税国。所得税率は50-70%にも達している。多くの税収は社会福祉や教育に使われている。なぜデンマークの国民はこんなに高い税金を払ってもいいと考えるのか。高収入者はなぜ税金逃れをしないのか。コペンハーゲン空港の執行役員の一人、ニルスさんは笑いながら答えてくれた。「納税は一種の責任だ。私もお金持ちの一人だと思う。私が税金を払ってもいいと考えるのは、路上に貧しい人を見かけたくないからだ」

 この国では、お金持ちの人は進んで税金を払い、恵まれない人を助ける。議員エース氏が「100円を稼ぐと、60円を税金として納めなければならない。これはお金の問題ではなく、立場の問題だ。能力のある人は、恵まれない人を助けるべきだ」と言う。デンマークでインタビューをする時に、よく聞かれる意見だった。高い税率に不満を漏らす人はほとんどいなかった。

 デンマークは世界最大の風力発電用ブレードメーカー、海運会社を持っている。バイオ製薬、工芸、デザインは世界で高い評価を受けている。豚肉やベーコン、ソーセージ、植物の種などの世界シェアでトップを占めている。

 皇室と高官に特権なし

 デンマークの王室も法律を守り質素な生活を送らなければならない。女王はいつもたった二人のSPを率いて、静かに教会に入り礼拝に参加される。それを見た国民が、「彼女がたった二人のSPを連れて現れた時、私はびっくりした。不思議だった。女王は自分でスーパーへ行って買い物をされるそうだよ」と言った。

 ネットをよく使うデンマーク人は、いつでもネットで王室の主要メンバーが使う予算をチェックできる。女王、女王の夫、王子、王妃などが含まれ、内容が細かく掲載されている。

 デンマーク人にとって、最も権力のある人とない人の格差は非常に小さく、極めて平等な国と言える。

(翻訳編集・淳明、紫蘇)

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