大紀元時報
大紀元評論・川人

天安門の毛沢東肖像画から見る「中国最大カルト」とは?

2017年02月05日 06時00分
2016年9月、天安門広場に掲げられた毛沢東肖像画(STR/AFP/Getty Images)
2016年9月、天安門広場に掲げられた毛沢東肖像画(STR/AFP/Getty Images)

 では中国当局の『刑法』第300条で「邪教組織」についての解釈を見てみよう。同第300条では、「宗教、気功または他の名義を不正に利用して、(組織の)重要分子を神格化し、迷信や邪説のでっち上げと流布などの手段で他人を惑わして騙すことによって勧誘を行い、組織のメンバーを支配して、社会に危害を与える不法組織」と定義する。しかし、中国共産党は自らが定義した邪教特徴にすべてがあてはまっている。

 まず、中国共産党は全人類の解放を目的に形成された「無神論の暴力革命組織」である。この組織の重要分子は「革命導師」で、組織メンバー全員がその「革命導師」を大いに崇拝しなければならない。さらにこの重要分子を「紅太陽」「大救星(救い主)」と喩える。毛沢東はほかでもないこの「紅太陽」として崇められ、死後永久保存されたその遺体を偶像としていまだに崇拝されている。

 2つ目には、この組織は無神論を以て人々を惑わし騙し、数千年の歴史に基づく中国人の伝統的な道徳観を破壊してきた。

 最後には、中国共産党組織が中国社会にもたらした深刻な危害だ。この組織の権力はすべての法律の上に凌駕して、法律を踏みにじってきた。現在報道された多くの汚職・腐敗官僚はすべてこの組織のメンバーだ。中国の社会不安、政治的対立、環境汚染などの原因もこの組織にある。思うままに国民を惨殺しても処罰を受けなくて済むのも、この組織だ。

 だから、中国共産党が中国最大なカルト組織だ。周知のように、この組織は毎日全国範囲で大規模な宣伝活動を行っている。新聞からテレビ、ラジオ、インターネットサイト、政府や民間の各レベルで開催される「党委員会会議」まで、また幼稚園の啓蒙教育から大学の学術研究まで、中国の至る所で毎日「偽、悪、闘」を唱える暴力革命の宣伝が行われている。

 中国共産党は、「カルト組織は人類を救うためとのスローガンを揚げて、迷信や邪説を広げる」と定義するが、では中国共産党が「共産主義が全人類を解放する」との主張もその定義の範囲内に入るのではないか? 中国共産党が「邪教組織は秘密結社の形で人々をコントロールしている」と主張しているが、過去国民党政権の時、全国各地にあった中国共産党の地下党員や地下組織もその「秘密結社」の範囲内に入るのではないか?

 中国共産党が「カルト組織は暴力と邪説で、そのメンバーの思想をコントロールして、洗脳教育を行っている」というが、中国共産党が毎日行っている、党員、共産主義青年団員、少年先鋒隊員に対する共産主義学習や思想教育や思想改造は洗脳ではないのであろうか?中国共産党が党からの脱退を公言した人々に対して重罰しているのも邪教組織の特徴ではないか?

 2007年中華民国教育部は台北市の国立中正記念堂を「国立台湾民主記念館」に改名した。同記念館にあった「大中至正」との横額は同市の自由広場に移された。これによって、台湾で政治指導者への個人崇拝の歴史が終わった。

 中国本土では民族の象徴である天安門に邪教教祖・毛沢東の肖像画が下ろされない限り、民族の復興や中国国民の安泰と平和が訪れることがないであろう。

(時事評論員・川人、翻訳編集・張哲)

関連キーワード
^