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腐敗社会

中国農村部でドラッグ流行 冠婚葬祭でも「おひとつどうぞ」

 「一部の農村では、冠婚葬祭の時に参加者一同ドラッグをやっている。まるでたばこを勧めるみたいに、互いに気軽に勧め合っている」。地域によっては、麻薬が欲しいと思ったら、電話をすれば30分で届けてくれるのだという。

 薬物依存リハビリ病院の院長は統計データから、地方患者が増えていると話す。「入院患者は、以前はほとんどが都市部住民だったが、2015年以降、郷鎮(県級市の末端自治区、田舎)の農村出身者が全体の半分以上を占めるようになり、増加の一途をたどっている」。

 2016年2月に国家禁毒(麻薬取締)委員会が発表した「2015年中国麻薬状況調査報告」によると、中国全土で更生施設に登録されている麻薬中毒患者は15年末の時点で234万5000人で、無職の人を除き、農民の占める割合が17.3%と、全ての職業のなかで最も多い。

 さらに、中国の麻薬売買の主体を成しているのは、青少年と農民という結果が出ている。

 2015年に禁毒委員会が発表した2014年度同調査報告には、2014年末の時点の登録済み麻薬中毒患者は295万5000人だが、実際の中毒患者は「1400万人を超えるとみられる」と記されている。

(翻訳編集・島津彰浩)