大紀元時報
情報統制

中国当局の検閲、7月はますます厳しくなっている=中国人権専門家

2017年07月12日 13時09分
中国人権問題に詳しい専門家は、中国当局の検閲はますます厳しくなっていると指摘する。写真は2013年、天安門広場近くに監視カメラを設置するスタッフ(Ed Jones/AFP/Getty Images)
中国人権問題に詳しい専門家は、中国当局の検閲はますます厳しくなっていると指摘する。写真は2013年、天安門広場近くに監視カメラを設置するスタッフ(Ed Jones/AFP/Getty Images)
「ビッグブラザー」よりひどい
中国6つの監視システム

 これらの動向は、最新のフリーダムハウスの調査報告「中国精神のための戦い(The Battle For China's Spirit)」で明かされている。報告書は、当局は「敏感な日」でなくても、宗教信者が頻繁に訪れる礼拝や公立の場で、さまざまな監視が劇的に拡大していると指摘する。

 中国でもっともキリスト教信者の多い浙江省は3月以降、教会や寺院に監視カメラを設置した。

 また、厳しい弾圧政策が敷かれている法輪功に対して、中国共産党内の迫害推進派閥は、地方により、引き続き暴力的なプロパガンダを広めている。同報告書によると、公安当局は監視システムを利用して、法輪功学習者の位置情報を確認、追跡し、逮捕するというケースもあるという。

 中国は公共の場で大量の監視カメラの設置し、携帯機器などで位置情報や発言を検閲する監視システムは「国民の生活を向上させることよりも、大がかりな仕組みに大量の資金を投じている」と非難する声があっている。

 江蘇省では6月、法輪功を侮べつする目的で、反対スローガンを掲げたLEDライト付きスクリーンの掲示や、ネットでミニブログやアニメを使った宣伝、学校でインスタントメッセージ「QQ」を配布するなど、宣伝活動を強化した。

厳しい情報統制 悪循環をもたらす

 クック氏は統括して、「エスカレートする厳しい検閲で、党路線に従わないために迫害される集団や個人は、自分の思想や行動規範を守ることがさらに難しくなり、彼らを支援する人々が、この暴力を暴露する手段はさらに限られるようになった。これらの情報を入手することもますます困難になった」とした。

 また、厳しすぎる情報統制について「中国共産党は対価を被るだろう」と非難している。「最終的には人々の緊張を高め、強い当局の支配に対しての怒りを煽り、反政府運動と市民の批判的な感情と憎悪を促している」と指摘した。

(翻訳編集・佐渡道世)

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