大紀元時報
流行犯罪

ねずみ講が横行する中国、就職難の若者がターゲット

2017年08月30日 15時57分
若者たちを狙ったねずみ講が中国で横行している。6月20日、武漢にある華中科技大学の卒業式で振り返る卒業生。参考写真( STR/AFP/Getty Images)
若者たちを狙ったねずみ講が中国で横行している。6月20日、武漢にある華中科技大学の卒業式で振り返る卒業生。参考写真( STR/AFP/Getty Images)

 時事評論員の顔丹氏は、現在、中国の大学生は就職難で、親に「コネ」がなければ職を見つけるできないと指摘する。「政府機関や国有企業などで働けるのは、官二代と呼ばれる高官子弟。それ以外の学生は、『大学卒業イコール失業』の現実に直面する。よりよい給料や条件を求める若者たちは、詐欺グループに騙されやすい」。

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就職難対策

 また、時事評論員の唐靖遠氏は、ねずみ講犯罪組織は各レベルの地方政府と癒着していると批判した。「ねずみ講組織の多くは設立当初から、地方政府または政府系メディアに支持されていた。そのため、当局は取り締まりに消極的だ」。

 唐氏によると、死亡した男子学生の親族は、息子が犯罪グループに監禁されていると疑い、警察に助けを求めたが、捜査を拒否されたという。

 唐氏は、中国当局が、いわゆる改革開放後、高い経済成長率を追求してきた結果、拝金主義が一気に広がったことも一つの要因とみている。「一部の人が金儲けのために手段を選ばない。しかも、多くの人が一獲千金を狙っている」。

 さらに唐氏は、中国共産党による欺瞞と不正が横行する今日の中国社会で、詐欺グループや被害者も含めた国民は「騙し合い」に慣れて、ウソを悪びれることなく、感覚がマヒしている、と道徳に基づいた判断力の低下を危惧した。

(翻訳編集・張哲)

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