大紀元時報

19大までの5年間 覆された江沢民の数々の政策

2017年10月19日 07時00分
習近平国家主席 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)
習近平国家主席 (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

著名な経済学者の何清漣氏は記事で、習近平氏のペースで進めば、江沢民政権が確立した「中国式の発展モデル」は収束を迎えると述べた。

何清漣氏はこの「中国式発展モデル」を「共産党資本主義」と呼んでいる。『共産党宣言』では共産主義と資本主義が相反するものとしているが、中国の共産党政権だけは両者をうまく融合させたと同氏は指摘する。共産党政権が自ら資本主義と連携することによって短期間でアメリカをも超える億万長者集団を生み出した一方、80%の中国国民を社会の低層に陥らせたと何氏は批判した。

江沢民が「三つの代表」の理論を打ち出してから、企業家の共産党加入を奨励してきた。多くの富豪は人民代表大会や政治協商会議のメンバーとなり、全人代は富豪クラブと化した。各地で幹部と企業家の癒着が横行し、国有資産を餌食にしてきた。19大を目前に、習当局は政経癒着にメスを入れ、中国政権と資本家の連携関係の黄金時代に終焉を告げた。

江沢民勢力の衰退

中国共産党建軍90周年大会で、習氏は毛沢東と鄧小平の言論を一部引用するも、江沢民の名前を口にすることはなかったことから、江の「軍事思想」破棄の徹底ぶりが見られた。

今年8月に開催された北戴河会議に江沢民氏は、三年連続で欠席したと報じられた。

共産党の上層部人事について話し合う非公式会議・北戴河会議直前の7月24日、中国共産党の江派権力後継者、政治局委員、重慶市委書記孫政才氏が突如調査された。孫氏は賈慶林、劉淇、曾慶紅及江沢民が推した「次期後継者」とされていた。同氏の失脚で江沢民一派の存続の道は絶たれた。

中国共産党がバックにある海外の中国語メディアは昨年の記事で、江沢民の「長老の政治介入」を手厳しく批判した。江氏は政局が安定しているにも関わらずに権力に執着し、最高指導部の人事采配に干渉し、当時の胡錦濤国家主席の実権を奪ったと指摘し、習近平指導層は現在、「長老政治」の束縛から解放されたとアピールした。

8月14日から、同中国語メディアは立て続けに江沢民を批判する記事3本を掲載した。江沢民を名指しして、長老による政治介入を批判した。当局がコントロールする海外メディアによる江沢民への初批判は、江派の時代の収束を示唆している。

時事評論家の李林一氏は、中国大陸で益々民心を失う中国共産党は、近い将来に崩壊することを確実視し、「江沢民の逮捕、共産党の解散」は時代の流れであり、中国に残った唯一の希望との見解を述べた。

                         (大紀元ウェブ編集部)

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