大紀元時報

バチカン、中国任命司教を認定 国交再樹立向け妥協か

2018年02月10日 12時38分
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。(Dan Kitwood/Getty Images)
バチカンのサン・ピエトロ大聖堂。(Dan Kitwood/Getty Images)

 1949年、政権を取った中国共産党は海外勢力による浸透を警戒し、ローマ教皇を最高指導者とするカトリック教徒を弾圧してきた。一方、プロテスタント系キリスト教は生き残りを図るため、当局に「中国人が自ら教会を運営する」との方針を示し、共産党が公認した「三自愛国教会」の管理のもとで活動している。三自とは自治,自養,自伝の3つで、自治は政治的自立、自養は経済的自立、自伝は伝道の自主性をいう。

 一方、共産党の監視に嫌気を指す教徒は、「地下教会」を組織した。現在中国に6000万人のキリスト教の信者がいると推定されている。その三分の二は政府に公認されていない「地下教会」に属している。近年、共産党は地下教会に対する取り締まりを強化し、投獄された教徒が拷問などの迫害を受け、国際社会でも問題視されている。

 ローマ・カトリック教会香港教区の元司教だった陳日君枢機卿は、バチカンの共産党への譲歩は「地下教会の教徒を裏切った」ことだと批判した。

(翻訳編集・張哲)

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