大紀元時報
監視目的か

「自宅刑務所」新疆の家庭に政府職員がホームステイ 100万人規模

2018年05月29日 16時05分
ウイグル族家族の家に中国共産党政府職員がホームステイしている(Human Rights Watch)
ウイグル族家族の家に中国共産党政府職員がホームステイしている(Human Rights Watch)

中国大手ソーシャルサービス微博には、共産党政府アカウントが、実際にウイグル人の家での生活や、党員たちの「親密さ」を宣伝する写真を掲載している。家族にベッドを用意させ、一緒に寝床に入り、食事を共にし、子供たちや女性たちと親しげに接して家庭教師役を担ったりしている様子が映っている。

HRWの王氏は、新疆地区の住民たちに対する「深く侵略的な強制同化政策は、基本的人権を侵害しており、地域の怒りを促すことになりかねない」と指摘した。

ドイツ拠点のウイグル人権組織・世界ウイグル会議代表のドルクン・イッサ代表は、共産党の計画で、新疆地区の家庭は「逃れらない刑務所と化した」「単なるプライバシー侵害ではなく、家族の幸福、安全、安心を消滅させるもの」と計画を強く批判した。

新疆地区の文化はますます中国当局による侵略的な同化政策により消滅の危機にさらされている。2017年、現地政府はウイグルの伝統である男性の長ヒゲ、女性の公共の場での覆面は禁じられ、新生児の名づけも禁止リストが発布された。教育当局は自治区内の学校で使われる教科書にウイグル語やカザフ語の使用を禁止した。また、自宅に共産党総書記の肖像を掲げることを義務付けるなどを強いている。

イッサ代表によると、2016年に始まった家族化計画と同時に、ウイグル人に対する共産党の政治的再教育を名目とした連行と拘留が行われている。2017年4月以降、「強い宗教見解」「政治異見」などの理由で、男性たちが警察に連行されたと明かした。

「体制主導の抑圧的な計画で、民族の調和と団結などできるはずがない」とイッサ代表は批判した。

4月、米国マルコ・ルビオ上院議員(共和党)は、在中国大使テリー・ブラインスタッド氏に公開書簡を送り、新疆地区で反人道的な「監視と大量拘留」があるとの人権団体の報告に応え、現地調査するよう求めた。

ルビオ議員は同時に、米国政府に対して、外国の人権侵害を制裁対象とする国際マグニツキー法に基づき、中国に対して制裁措置を検討するよう求めた。

(編集・佐渡道世)

関連キーワード
LINE NEWSに『中国の今を伝える 大紀元時報』を登録する方法
^