大紀元時報

有名女優ファン・ビンビン氏に脱税疑惑、政府系メディアも叩く理由

2018年06月05日 16時39分
中国著名女優ファン・ビンビン氏。(陳柏州/大紀元)
中国著名女優ファン・ビンビン氏。(陳柏州/大紀元)

一方、一部のネットユーザーは、芸能人らの脱税は「公然の秘密」で、なぜ崔氏と国営メディアがファン・ビンビン氏だけを非難するのかと疑問視した。

大紀元コメンテーターの李沐陽氏は、6月4日は1989年天安門事件の29周年記念日で、また3日に北京で米中通商協議が終了したばかりで、当局は神経をとがらせていると指摘した。

「当局がファン・ビンビン氏の騒動を繰り返し報道することで、天安門事件などについて世論の関心をそらすためだ」とした。

ネット上では、当局が今後芸能人の脱税問題に対する取り締まりを強化し、同氏の資産を没収する可能性が高いと予測される。ネットユーザーは、没収される資産は「空っぽになった国庫に充てるだろう」との見方を示した。

また、一部のネットユーザーは、芸能界における二重契約の根本原因は当局の政策と関係すると指摘した。当局は、芸能人が高い出演料を取ることを禁止し、違反者に厳罰を下す。こうした干渉行為によって二重契約の問題が生じた。

中国の税制度に不満を示したネットユーザーもいる。中国国民が収めた税金の大半は、国営・国有企業や地方政府と癒着する民営企業に融資されたり、汚職官僚に着服されたりしており、社会保障や教育に全く投入されていない。中国の富豪や芸能人も様々な手法で脱税し、「一般市民は真面目に納税しているのに、金持ちは数千万の収入があっても脱税できてしまう。この国に正義はもうない」とユーザーは批判の声を寄せている。

一方この騒動で4日、中国国内株式市場で、映画関連銘柄が急落した。映画製作大手「華誼兄弟」の株価は前日比で約1割下落した。ファン・ビンビン氏が株式を保有する「唐徳影視」はストップ安となった。株安で、この日映画関連銘柄全体で114億元(約1938億円)規模の時価総額が消えた。

ファン・ビンビン氏の事務所は5月29日声明文を公表し、二重契約による脱税を否定し、崔氏が「誹謗中傷した」と非難した。

(翻訳編集・張哲)

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