大紀元時報

<中共肺炎>中国・WHO合同調査チーム、責任者「感染したら中国で治療したい」

2020年03月04日 21時51分
カナダ人ネットユーザーOsuka Yip氏が1月31日、オンライン署名サイト「change.org」でWHOのテドロス事務局長に対する辞職を求める署名活動を発起した(change.orgよりスクリーンショット)
カナダ人ネットユーザーOsuka Yip氏が1月31日、オンライン署名サイト「change.org」でWHOのテドロス事務局長に対する辞職を求める署名活動を発起した(change.orgよりスクリーンショット)

世界保健機関(WHO)の調査専門家チームの責任者は2月24日と25日、中国北京とスイス・ジュネーブのWHO本部でそれぞれ記者会見を行い、中共ウイルス(新型コロナウイルス)に関する中国・WHO合同調査チームの結果について説明した。責任者は会見で、調査は中国の習近平国家主席の意向を受けて行われ、国際社会に中国当局の感染拡大防止措置が成功したとアピールすることが目的だったと示した。

WHOの中国調査専門家チームは、2月17日、北京市に入った。チーム責任者でWHO事務局長補のブルース・エイルワード(Bruce Aylward)氏によると、チームは中国入りした後、北京市、四川省と広東省を視察した後、2月22日、中共肺炎(新型肺炎)の発生源である湖北省武漢市に入った。

エイルワード氏は記者会見で、「習近平国家主席が(1月28日に)WHOテドロス事務局長との会談で、調査を提案した。中国当局は、中共肺炎の感染防止に取り組む当局の姿勢を全世界および中国国民に知らせる必要があると考えていた」と語った。

米中国語テレビ放送「新唐人テレビ」のキャスター、蕭茗氏は自身のセルフメディアで、エイルワード氏の発言について「中国・WHO合同調査専門家チームは、習近平氏の決定で設立されたと言える」とした。

蕭氏は、「習氏は、新型肺炎の対応遅れという批判について、自らの責任を転嫁しようとしている。WHOとの合同調査を通じて、自分の政策決定が正しかったと国際社会にアピールする狙いがある」と指摘した。WHOの調査は独立調査ではなく、中国当局が段取りを行い、当局の監視下で行われた「プロパガンダ活動である」

一方、エイルワード氏は記者会見で、記者団からマスクを着用しない理由を聞かれた際、「ウイルスに絶対に感染していない。患者と接触しなかったし、患者を治療した医師とも接触しなかった」「武漢の病院のいかなる不潔な区域(dirty areas)にも入っていない」と答えた。

中国国内ネットユーザーは、「流行病学の専門家なのに、(WHOの調査専門家チームが)中国で新型コロナウイルスの感染者を直接調べなかった。その調査結果がどうなっているのかは想像できる」と反発した。

在米中国時事評論家の藍述氏は、WHOが「中国共産党の暴威に屈服した」と非難した。

また、エイルワード氏は会見で、中国当局の感染防止対策は功を奏し、武漢市民は多大な貢献をしたと称賛し、国際社会が中国に感謝すべきだと、露骨に中国当局に媚びた。同氏は逆V字型の曲線図を提示し、中国国内において新型肺炎の流行が「ピークに達した」、感染者が急激に減少したと話した。さらに、「私がもしこのウイルスに感染したら、中国で治療を受けたい」と言い放った。

中国学者やネットユーザーらはエイルワード氏の発言に強い不満をあらわにした。ネットユーザーは「(中国で治療を受ける)願いが叶うように」と相次いで投稿した。

清華大学元副学長の楊斌氏は新唐人テレビの取材に対して、「WHOは中国国営メディアのようだ。非常に失望した」と言った。

武漢市で中共ウイルスの感染が発生して以降、WHOは感染実態を隠ぺいし続けている中国共産党政権を擁護し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」宣言を延期した。武漢市が1月23日に都市封鎖措置を実施したにも関わらず、WHOのテドロス事務局長は同月30日、中国への「渡航や貿易を制限する理由は見当たらない」とした。

中共ウイルスの感染が世界60カ国余りに拡大した2月29日、テドロス事務局長は中共ウイルスの世界全体での危険性評価を、ようやく「高い」から「非常に高い」へ引き上げた。

(翻訳編集・張哲)

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