シンガポール、公共の場でマスク着用義務化 方針転換
2020年04月15日 14時55分

[シンガポール 14日 ロイター] - シンガポールは、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するため、14日から公共の場でのマスク着用を義務化した。当初の方針を転換した。家庭向けに再利用可能なマスクも配布した。
約3カ月前に感染が始まった際、シンガポールは感染防止のため症状のある人にのみマスク着用を求めていたが、ここ数日はマスク着用を促しはじめるとともに、公共輸送機関など特定の場での着用を義務付けていた。
同国ウイルス対策班の共同責任者は、「外出の際は、家を出る瞬間からマスクを着用しなければならない」と述べ、感染が検出されていないケースが存在する可能性や無症状者が感染を拡大しているリスクに言及した。
違反した場合は、300シンガポールドル(212米ドル)の罰金が科される。配慮が必要な子ども、2歳以下の乳幼児、屋外で激しい運動をしている人などは除外される。
14日に確認された感染は334人、これまでの累計は3252人となった。
シンガポールは、先週から1カ月にわたって学校とほとんどの職場が閉鎖される部分ロックダウン(封鎖)に入っている。必要なサービスと一部の業種は営業が認められているが、政府は人の移動を最小限に抑制するため、活動を認める業種のリストの絞込みを模索している。
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