ネバダ州在住の女性、「投票用紙盗まれた」と不正訴え=米大統領選

2020/11/06
更新: 2020/11/06

米大統領選不正投票をめぐる問題で、ネバダ州在住の女性は、何者かが郵便物を盗んで彼女の名前で投票したと主張している。

「私は投票に行ったとき、既に投票したと言われた」と、11月5日のトランプ陣営の選挙キャンペーンの記者会見でジル・ストークさんは述べた。「以前はいつも直接投票していた。今回、投票用紙が郵送されたが、誰かが私の投票用紙を盗んだ。私のルームメイトの投票用紙も盗まれた」

ネバダ州は今年、すべての登録有権者に投票用紙を郵送し、多くの問題を引き起こした。

データを集計した公益法律財団(PILF)によると、ラスベガスの都市部を含むネバダ州クラーク郡の予備選挙前に、古い住所または間違った住所が原因で22万3000通以上の郵便投票が返送された。

右寄りの立場を示す選挙監視団体PILFは、ネバダ州が許可していない商業住所に有権者が登録していることを発見した。PILFの調査員がいくつかの住所を訪問したが、有権者が実際にそこに住んでいる形跡はなかった。1つの住所は空地だった。

投票者名簿は問題を引き起こしている。例えば、住民が引っ越す時に住民登録を更新しないケースがある。少なくとも一部の州には住所を更新する手続きがあるが、遅れる場合がある。有権者が別の州に引っ越した場合、元の州の住民登録を削除する手続きは数年かかる可能性がある。死亡した有権者についても同じことが起きている。死亡した有権者が、ずっと名簿に残っている場合もある。

トランプ陣営は、死亡した人とネバダ州の非居住者の両方から票が投じられたと主張している。また、投票用紙の検証を許可されなかったと訴えている。

トランプ陣営の一人で共和党のアダム・ラクサール前州司法長官は記者会見で、「郵送投票の中には、適切でない有権者の票が多数含まれていると確信している」と語った。

ラクサール氏は、この選挙運動では、一部の死亡者の票だけでなく、中共ウィルス(新型コロナウイルス)の大流行時に同郡から転出した何千人の票も集計されたが、同郡で投票する資格はなかったと述べた。

トランプ陣営は現在、複数の州で訴訟を起こし、選挙に不正があったと主張している。

 

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