プーチン大統領に圧力を、米が習氏に要請 ウクライナ巡り

2023/03/21
更新: 2023/03/21

[ワシントン 20日 ロイター] – 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は20日、ウクライナの主権を尊重し侵攻を終わらせるようロシアのプーチン大統領に促すよう、ロシア訪問中の習近平・中国国家主席に呼びかけた。

また、習氏が、ロシア軍がウクライナ領域内に残留した状態で停戦を求める発言を繰り返すことを米国は懸念しているとしたほか、習氏は戦争がウクライナに与える影響についてウクライナのゼレンスキー大統領と話すべきと述べた。

カービー氏は「われわれは習主席がプーチン大統領に、ウクライナの主権と領土保全を尊重する必要性について直接圧力をかけるよう促す。世界と中国の近隣諸国が注視していることは間違いない」とした。

さらに習氏とプーチン氏は、愛情に基づくものではなく「ちょっとした政略結婚」でつながっているように見えるとし、「この2カ国は、世界における米国のリーダーシップに長い間、不満を抱いてきた」と語った。

Reuters
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