日本の注目論文数は10位に転落 過去最低=文部科学省

文部科学省直轄の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は10日、世界主要国の科学力を分析している「科学技術指標2021」を発表した。注目度の高い論文数では、日本は前回の9位から過去最低の10位となった。日本の研究力の低下が改めて浮き彫りになった。

報告書によると、日本は現在、研究開発費(18兆円)と研究者数(68万2千人)は米中に次ぐ世界3位。全論文数は第4位で、10年前の3位から順位を下げたという。研究費不足と博士号取得者数の減少が原因だと指摘されている。

「科学技術指標2021」によれば、注目論文数では、中国(4万219本)が米国(3万7124本)を抜いて初めて1位となった。3位は英国(8687本)。

(大紀元日本語編集部)