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漢方相談室:春の養生法

 【大紀元日本4月17日】新芽が出る季節は、まわりの自然の色が日に日に鮮やかになりますが、これとともに、人間の身体にも変化が生じます。漢方医学の理論では、人間の体質は常に天地の変化とともに変わると考えられています。季節の変化に合わせて生み出された養生法は、四季の養生法といいます。この理論に従って、春は次のことを心がけましょう。

 身体の目覚めを助けよう

 春は天地の陽気の上昇とともに身体の陽気も上昇し、冬季の休眠から目覚めて新陳代謝が活発になる時期です。この時期は陽気がまだ弱いので、その成長(上昇)を補助し、妨げないように気をつけ、温かい食事を摂り、冷たいものや生ものを控え、戸外の運動を増やしたほうが良いでしょう。

 春は肝臓の機能を補助する

 春になると、五臓の中で特に肝臓の働きが活発になります。肝臓の機能が季節とともにうまく作動しないと、情緒不安、不眠、めまい、皮膚掻痒などの病状が生じやすくなります。この状態を改善するためには、朝、日の出とともに起床し、公園などの緑の多い静かな場所をゆったりした気持ちで散歩したり、春の新鮮な野菜や魚介類を食べたりすると、肝機能の補助することができます。

 早過ぎる薄着に気をつける

 春は三寒四温の季節で、風邪を引きやすい時期です。そのため、温かくなったからといって薄着をするのが早すぎるとよくありません。むしろ少し暖かい衣類を着たほうが、風邪の予防や冬から春への体質の移り変わりに良い影響を与えます。

(漢方医師、甄 立学)


 (06/04/17 12:18)  





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