8月の中国豚肉輸入は前年比76%増、豚コレラ流行で海外から調達

2019/09/25
更新: 2019/09/25

[北京 23日 ロイター] – 中国税関総署が23日発表したデータによると、8月の豚肉輸入は16万2935トンで、前年同月比76%増加した。アフリカ豚コレラの感染拡大から国内で殺処分が相次いだため、輸入による調達が加速した。

7月の18万2227トンからは減少した。

公式統計によると、1年におよぶアフリカ豚コレラの流行で中国の豚飼育数は約40%減少し、価格は1キロ=41.9元(5.89ドル)に上昇した。

1─8月の豚肉輸入は前年同期比40.4%増の116万トンだった。

一方、8月の牛肉輸入は前年同月比32%増の13万0619トンで、1─8月の輸入は前年同期比54%増の98万0334トン。

8月の鶏肉輸入は前年比51%増の6万7074トンだった。1─8月は48万3743トンで、前年同期比48%増だった。

中国商務省は、輸入増加や冷凍豚肉の放出で供給が確保されるとしており、豚肉輸入は今後も増加するとみられている。

Reuters
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