あなたはどのバナナを選ぶ? 見た目だけではわからないメリット

バナナはカリウムが豊富で栄養価が高い上、手軽に食べられる果物です。
皆さんは店頭に並んでいるバナナを見たとき、どの熟れ具合を選んで購入していますか?

多くの人が、程よく熟した黄色いバナナを選ぶ傾向にありますが、中には早熟なバナナを好む人もいれば、茶色くなったものを好む人もいるでしょう。

それぞれの成熟度によって味と食感が大きく変わってきますが、実は熟し方の違いで、健康に与える影響も異なることが分かっているのです。

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青いバナナ

黄色いバナナと比較すると甘くないのが特徴ですが、実はこの時期のバナナが一番、でんぷん質や食物繊維を多く含んでいます。そのため、長く満腹感を保つことができるので、ダイエットに効果的なのです。さらに腸内の調子を整えてくれる働きもあり、糖分や血糖値も少ないため、糖尿病のリスク減少に役立つと言われています。

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黄色くてかためのバナナ

ヘルスラインによると、黄色いバナナはドーパミンやカテキンなどの抗酸化物質が豊富で、変性疾患や心臓病へのリスクを軽減すると報告されています。さらに、他の熟成度のバナナと同様、カリウムが多く含まれているため、血圧や腎臓の働きを制御してくれる効果もあると言われています。

過去13年にわたる研究の結果、バナナを週2〜3回食べた女性の腎臓病発症へのリスクは、食べない人と比較すると33%も少なく、週4〜6回の頻度で食べる場合は50%も少ないことが明らかになっています。

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茶色い斑点のある黄色いバナナ

熟していないバナナよりも糖分が高く、消化しやすいことに加え、なんとに有効的な特性を持っていることが発見されています。帝京大学で行われた研究によると、体内にある腫瘍細胞を分解する効果が、早熟なバナナよりも8倍も効果が高いことが明らかになりました。さらに、バナナは熟すほど抗酸化物質が豊富になると言われています。

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茶色いバナナ

どのバナナの熟成度よりも甘く、茶色く変色するにつれて、抗酸化レベルも上昇します。食べ方としては、スムージーにすると甘さを活かし、同時に抗酸化物質を増加することができます。また、冷凍して保存期間を延長することもできるのでオススメです。ただし2型糖尿病の患者には糖分が多すぎるので注意が必要とされています。

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(大紀元日本ウェブ編集部)