中国の4大国有商業銀行のひとつ中国銀行<3988.HK>は19日、予定している中国本土でのA株の新規株式公開(IPO)公募価格の仮条件を1株当たり3.05─3.15元に設定したと発表した。
中国銀行が複数の主要証券紙を通じて明らかにところによると、6月12─16日の間に、保険会社や資産運用会社、証券会社などを含む96の機関投資家と、公募価格の価格レンジについて初期段階の協議を行った。
中国銀行は、最大で100億株のA株を発行し、最大200億元(25億米ドル)を調達する予定としている。同行は7月5日までに上海株式市場に上場する計画。
中国銀行の香港株式市場IPOでの公募価格は2.95香港ドルだった。
同行によると、協議を行った96機関のうち、11機関が3.05元以下の価格を提示、33機関が3.15元以上を提示したという。
[ロイター6月19日=上海]
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