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7月23日、ホンダがハイブリッド車20万台分のモーター新工場を建設していることが判明。写真は2005年、自動車ショーで行われた「シビック」ハイブリッド車発表会で(2006年 ロイター/Wolfgang Rattay)

ホンダ、ハイブリッド車20万台分のモーター新工場を建設

 ホンダ<7267.T>がハイブリッド車向けモーター20万台分を生産する新工場と、ディーゼル車向けエンジン部品の専用工場を鈴鹿工場(三重県鈴鹿市)の敷地内に建設していることが23日、明らかになった。ホンダ関係者が、ロイターの取材に答えた。

 ハイブリッド車の電気モーターの生産能力は、現在、年間5万台程度。これを4倍の20万台程度に増やす。また、ディーゼル車向けのアルミニウム製エンジンブロックの鋳造工場も、鈴鹿工場内に新設する。生産基数や投資額などは明らかにしていない。

 原油高の影響で日本や北米、欧州で低燃費車の人気が高まっている。ホンダは、小型車についてはハイブリッド技術、中・大型車はディーゼルエンジンで低燃費・環境を意識した消費者のニーズに応える方針を打ち出している。両技術で増産体制を整える。

 モーターは基幹部品となるため、増産体制を整えれば低コスト化を進めることができる。すでに同社は、小型車「シビック」程度の小型ハイブリッド専用車を新たに開発し、2009年に発売して世界で年間20万台販売する計画を発表している。この新型ハイブリッド車の価格は同クラスのガソリン車と同程度の価格に抑える方針を示していた。

 ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて燃料発火時の圧縮率が高く、エンジンブロックへの負荷が大きい。このため通常は耐久性の高い鋳鉄を用いる。しかし、ホンダは、低燃費を追求するために軽量素材のアルミニウムを使用する方針。

 アルミは鉄に比べて耐久性確保で課題があるとされるが、ホンダは専用の技術を盛り込んだ新工場で対応する。

(ロイター7月23日=東京)

 (06/07/24 08:42)  





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