[ソウル 3日 ロイター] – 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、アルゼンチンでの20カ国・地域(G20)首脳会議でトランプ米大統領と個別会談した際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長のことを「気に入っている」と伝えるよう依頼されたと明らかにした。
文大統領は、今年の南北首脳会談で合意した金委員長のソウル初訪問を近く実現することを目指している。
アルゼンチンからニュージーランドに向かう政府専用機内で文氏は記者団に「トランプ氏からのメッセージは、金委員長については非常に好意的にとらえており、気に入っているということだ」と明らかにした。
「金委員長との合意の残りを協力して実施し、金委員長の希望を実現させたい」との伝言も託されたという。
トランプ大統領は1日、金委員長との会談が来年1月か2月に開催される公算が大きく、3カ所が開催候補地となっていることを明らかにしている。
文大統領は、今年6月に続く2回目の米朝首脳会談が実現すれば、北朝鮮の非核化の「最重要局面」になるとの見通しを示した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。