イスラエル軍は19日、レバノン空爆を続行し、市民63人とレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの兵士1人が死亡した。12日の戦闘開始以来、最悪の事態となった。
また、病院関係者によると、ヒズボラもイスラエル北部ナザレにロケット弾を発射、子ども2人が死亡した。
地上でもイスラエル軍はヒズボラ拠点を攻撃するため、国境を越え同組織と交戦、イスラエル軍兵士2人が死亡し9人が負傷したという。
中東情勢に対する国際社会の懸念が高まるなか、イスラエルとヒズボラの戦闘が停止する兆しはない。今回の戦闘では、これまでにレバノンで少なくとも299人、イスラエルで29人が死亡している。
(ロイター7月19日=ベイルート)
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