24日発行の米金融専門バロンズ紙は、過去2カ月にわたって軟調に推移した米株式市場には、大型株を中心に買い場が訪れていると報じた。株価収益率(PER)が10倍を下回っているシェブロンやリーマン・ブラザーズ、ダウ・ケミカルなどが有望としている。
同紙は、世界の多くの株式市場で年後半に向けた上昇の兆しが出ており、相場反発でもっとも恩恵を受けるのは大型株だと指摘。予想業績を基にしたPERが15─18倍で取引されている世界的に有名な企業の株式は、約5%で推移する債券利回りに比べ、合理的かつ魅力的な水準だとしている。
また、S&P500種総合指数採用企業の2006年の予想営業利益をベースにしたPERは現在15倍を下回っているとし、過去15年間で同水準を下回ったのは1994年末の1回ぐらいだとしている。
(ロイター7月23日=ニューヨーク)
|