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NY原油先物が時間外取引で最高値更新、1バレル=78.40ドル
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)原油先物が1バレル=78ドルを突破し、最高値を更新した。主要産油国ナイジェリアでの供給不安や、イスラエルとレバノンの紛争の緊迫化を受けている。
期近8月限は前日比1.75ドル高の1バレル76.70ドルでニューヨーク市場の取引を終えた後、時間外取引で78.40ドルの過去最高値を付けた。
ナイジェリア当局者によると、同国でイタリア石油大手ENI子会社が運営する原油パイプラインが2カ所爆発し、石油が流出している。
イラン核問題が国連安全保障理事会に付託される可能性があることや、北朝鮮と韓国の協議決裂、米原油在庫が予想より大幅に減少したことも価格上昇につながった。
投資銀行カリヨンのマイク・ウィットナー氏は「地政学的緊張が高まっている。結局は、現在の供給不安が悪化するか、新たな供給懸念が起こるということだ」と述べた。
(ロイター7月13日=ニューヨーク)
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