ボルトン米国連大使は19日、国連安全保障理事会の常任理事国とドイツの6カ国がイランの核問題について非公式協議を行ったが、イランにウラン濃縮を断念させる決議案の策定を巡り、合意に至らなかったことを明らかにした。
出席者によると、協議では、西側関係国が採択を目指している決議案に対し、中国とロシアが疑問を提示したが、先週、対北朝鮮決議案を巡り紛糾した議論と類似しているという。
ボルトン大使は記者団に対し、ウラン濃縮停止を義務付ける点では一致したが、「表現をめぐって合意が成立しなかった」と説明した。
(ロイター7月19日=国連)
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