トランプ大統領、日米貿易の不均衡を批判 対米投資呼び掛け

2019/05/27
更新: 2019/05/27

[東京 25日 ロイター] – 25日に来日したトランプ米大統領は、日本の財界首脳らに対米投資の拡大を求めるとともに、両国の貿易において日本側には「著しい優位性」があると批判した。

ホワイトハウスによると、トランプ大統領はこの日の午後、米大使公邸で開かれたレセプションに出席。トヨタ<7203.T>、日産自動車<7201.T>、ホンダ<7267.T>、ソフトバンク<9434.T>、楽天<4755.T>など日本企業の幹部らと面会した。

トランプ大統領は日系企業幹部らに対し、今ほど米国に投資すべき時はないと述べたほか、連邦準備理事会(FRB)の金融政策が米経済の成長力を十分に発揮させていないとの不満を改めて表明した。

通商交渉が続いている中で、トランプ氏は日本を批判し、両国間の貿易不均衡を解決するための協定を結びたいと主張。「日本は長い、長い間、貿易において非常に有利な立場にあったが、それはもういい。日本が米国を好きなのは、それが理由かもしれない」と述べた。

さらに「この協定により、われわれは貿易不均衡を解決し、米国からの輸出に対する障壁を取り除き、両国関係における公平性と相互主義を確保することを希望する」と話した。

*記事中の余分な文言を削除しました。

Reuters
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