■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/01/html/d41207.html



衆参同日選は考えていない=安倍首相

 安倍晋三首相は4日午前、年頭にあたり記者会見し、7月の衆参同日選の可能性について「現在のところまったく考えていない」との見解を示した。また、参院選に向け「どのような政策を目指すのか、国民に示して実績を挙げなければならない」と述べた。

 安倍首相は記者会見の冒頭、安倍政権は9月に発足してから100日が経過し、「美しい国」づくりに向け、「礎(いしずえ)を築くことができた。今年を美しい国元年にしたい」としたうえで、亥(い)年にちなみ、「たじろがず一直線に進む覚悟だ」との考えを述べた。

 また、社会保障制度に関して、「国民から信頼される制度を構築する」とし、社会保険庁を6分割する改革を進める考えを強調した。社会保障制度を拡充するための財源に関しては、基礎年金の国庫負担分の引き上げを挙げ、「リミットが近づいてきた」とした。そのうえで、「精緻(せいち)な議論をしなければならない」とし、秋以降に税制の抜本的な改革について議論するとの方針を改めて示した。

 社会保障制度の財源強化については、「税という方式や保険料・給付の調整、それらのミックスも考えられる」としたが、消費税に関しては明言を避けた。そうした議論のスケジュールに関しては「参院選でも説明しなければならない」と指摘した。

 経済関連では、「より豊かな年にして、夢や希望を持てる日本にしなければならない」とし、持続的な経済成長が不可欠と指摘した。そのうえで成長戦略を着実に進め、「景気回復を家計にも広げる年にしなければならない」との考えを示した。

  経済政策に関しては、「オープンやイノベーション」を挙げ、さらに生産性を高めることで人口減でも成長できる社会・経済を目指すとした。また、イノベーションにより「強い経済を目指すとともに、経済の力強さを国民が実感できる政策を打ち出す」との考えを強調した。

[東京 4日 ロイター]