韓国、人口60%分のコロナワクチン入手で製薬大手と最終調整

2020/11/12
更新: 2020/11/12

[ソウル 12日 ロイター] – 韓国政府が、新型コロナウイルスワクチンの購入を巡り米製薬大手ファイザー<PFE.N>などと最終調整に入った。保健当局が12日明らかにした。今年中に人口の60%分の入手を目指している。

韓国政府はまず6000万本のワクチン購入に向け、1720億ウォン(1億5400万ドル)を確保している。

保健当局によると、ファイザーや英製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>、米バイオ医薬品のノババックス<NVAX.O>など第3相試験を実施している複数の製薬メーカーとの交渉は順調に進展しているという。

韓国政府はすでに、世界保健機関(WHO)が主導する新型コロナウイルス感染症ワクチンの世界的な公平分配を目的とした枠組み「COVAXファシリティー」を通じて約2000万本(1000万人分)のワクチンを入手済み。残りの4000万本は民間製薬会社から購入する方針だという。

Reuters
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