■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/02/html/d66119.html



梅林から望む筑波山系(大紀元)

茨城県の観光誘致、「筑波山麓の梅林」「桜川市・真壁町の雛祭り」

 【大紀元日本2月20日】茨城県の筑波山麓では、梅林が三月初旬まで鑑賞シーズンだ。標高約250メートル、4.5ヘクタールの梅林には、「白梅」約800本、「紅梅」約200本の計1000本が咲き乱れ、遥かに望む筑波山系と絶好の鳥瞰が望むことができる。ここの名物「ガマの油」は、遠く起源は江戸時代にまで遡り、切り傷・擦り傷に効く江戸時代のメンソレータムだ。その売り口上は、現在も「筑波山ガマ口上保存会」によって伝承されており、その茨城弁を交えたユーモラスな語り口に観光客の多くが爆笑している。
筑波山麓の名物「ガマの油」(大紀元)
ユーモラスな語り口「ガマ口上師」(大紀元)


 桜川市・真壁町では、数年前に関東鉄道「筑波線」の真壁駅が閉鎖され、元の駅前通りはめっきり人通りも少なくなり、商店街の跡取りも東京の大学に入学した後、都内に就職するなどして若年層が減少する一方だ。日本全体の少子化傾向に加え、こうした若年層の流出から来る過疎化に歯止めを掛け、町おこしをしようと同市商工観光課が、町を挙げて雛祭りを開催、2月4日の立春から3月3日の桃の節句まで訪れる観光客の目を楽しませている。

 真壁町の雛祭りは、第一回目の平成15年に43軒の飾り付けからスタート。以降、年を重ねるごとに町ぐるみのイベントとなり、平成18年には150軒にまで成長した。各店、各家で飾り付けられた雛人行は古いものでは、明治時代からのものがあり、夫婦和合の象徴である「朋白髪」の高砂雛には、旧家が立ち並ぶ真壁町の歴史を感じさせる。
夫婦和合の象徴「高砂雛」(大紀元)
地元・そば屋の床の間に飾られた「吉祥・雛壇」(大紀元)
魚屋の店頭にも雛人形(大紀元)
手工芸品店の現代風な「ガラス雛」(大紀元)
地元・生菓子屋の店頭に飾られた雛人形(大紀元)


 しかしながら、「少子化・核家族の波」は都会と同様ここ真壁町にも確実に押し寄せており、昔懐かしい日本の原風景である三世代同居はもはやほとんど見られず、人口動態に敏感な老舗の肉屋などは、「学校給食への納入が毎年減少している・・・このまま若年層が流出し続ければ、鉄道だけでなく、つくばセンター駅からのバス路線も廃止されるだろう・・・そうすると陸の孤島だ」と前途を懸念している。ブランニューに成功した東京・秋葉原から乗り入れる「つくばエキスプレス」は集客が好調なだけに、終点・つくば駅から現地・真壁までの何らかのアクセス手段を確保することが、将来的な生命線に繋がるだろう。