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 3月4日、竹中・元経済財政担当相は午前のフジテレビの番組の中で世界同時株安の発端になった上海株式の下落に関し「非常に大きな調整の予兆だ」と語った。2005年10月撮影(2007年 ロイター/Yuriko Nakao)

上海株の下落、大きな調整の予兆─竹中元担当相=民放TV

 竹中平蔵・元経済財政担当相は4日午前のフジテレビの番組の中で、世界同時株安の発端になった上海株式の下落に関し「非常に大きな調整の予兆だ」と語った。

 竹中氏は、中国の実体経済が決して弱いわけでなく、今回の株価下落で中国経済が大きく崩れるとはみていないとしたうえで「中国は不良債権比率がずいぶんと大きい。一部の推計では20%超との結果も出ている」と指摘。どこかで大きな調整局面に入る可能性があるとの見解を示した。

 一方、2月の日銀の利上げは「間が悪かった」とし、その後に発表された消費者物価指数(CPI)の数字も弱いと指摘した。

 さらにこの先、円キャリー取引の巻き戻しが活発化し、円高がかなり進むようなことになれば、需給ギャップがマイナスに逆戻りすることも予想されるとし、竹中氏は「早過ぎた利上げだと思う」と語った。

 竹中氏は、日銀が1−2%のインフレを作ることにコミットするべきだと主張し、その上で金利正常化のプロセスに入ることが望ましいとの見解を示した。

[東京 4日 ロイター]

 (07/03/04 18:08)  





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