■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/04/html/d30020.html



4月19日、北朝鮮は、凍結が解除されたマカオのバンコ・デルタ・アジア口座にあった資金をまだ引き出しておらず、他の信頼できる銀行へ移管したいもよう。写真は、マカオにある同行の店舗前を歩く男性。2月撮影 (2007年 ロイター/Paul Yeung)

北朝鮮は凍結解除された資金を未回収、他行に移管希望=米当局者

 北朝鮮は、最近凍結が解除されたマカオのバンコ・デルタ・アジア(BDA)口座にあった資金をまだ引き出しておらず、国際金融システムへのアクセスを確保するため、他の信頼できる銀行へ移管したいもよう。米当局の関係者らが明らかにした。

 しかし送金先の銀行は米国による制裁の対象となる恐れがあるため、問題解決が難航しているという。

 北朝鮮はかねて、約2500万ドルの資金の凍結が解除されない限り、原子炉停止や国連査察官受け入れには応じないと表明している。

 米国は、資金が引き出しが可能となるようできるだけのことはしたとしているが、今のところ北朝鮮が資金を回収しようとした兆候はない。

 ある米高官はロイターに、北朝鮮は「資金にはアクセスしたいが、韓国や日本のメディアがBDA周辺に目を光らせている手前、(現金で)引き出すようなことはしたくないだろう」と指摘。「BDAは(米財務省に)資金洗浄に関与したと指定されているため、北朝鮮は、制裁を受けたBDAではできないあらゆる取引が可能な別の銀行に資金を移管したいはずだ」と述べた。

 選択肢の1つは中国銀行の口座に移して使途を人道目的に指定することだが、かつて米国家安全保障会議(NSC)の有力アジア専門家だったマイケル・グリーン氏は、制裁の対象になる懸念から中国銀行は資金を受け入れないだろうとの見方を示している。

[ワシントン 19日 ロイター]