■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/04/html/d82740.html



離婚相談業務を行っている上海維情カウンセリング・センター(China Photos/Getty Images)

中国:離婚急増、離婚相談ビジネス商売繁盛

 【大紀元日本4月24日】4月7日のワシントンポストによると、中国の離婚率は多くの先進国に比べてまだ低いが、ここ20年間急増したという。昔の中国では夫婦が離婚することは殆んど聞かないが、最近では一般的になっているという。そのために、中国国内の離婚コンサルティング会社が次々と現れ、商売が繁盛しているという。

 中国民政部の統計によると、中国の離婚率は1985年から1995年の10年間で倍になっており、2005年の離婚率は1985年の3倍以上に上った。また、上海のような経済の発達している一部都市における離婚率は1980年代の7~8倍であるという。BBCの報道によると、2004年の離婚率は前年比20%も上がり、この勢いは加速しているという。

 報道によると、1980年以降、中国の婚姻法は何度も修正されており、「不和」離婚が許された。夫婦の間に、重婚、暴力、賭博、情事、薬物使用または愛情がなく、調停しても不調に終わった場合、離婚は許可される一方、双方が合意すれば、10分以内で離婚が成立し、費用は1米ドル(約120円)もかからないという。

 上海市にある「維情カウンセリング・センター(Wei-Qing Counseling Center)」は、ここ2年間、中国各地で30の事務所を開設し、ホームページを作成して1年だけで、100万以上の会員が登録したという。同センターによると、2700人が相談に見え、半数の相談者は夫婦間に愛情がないとし、約20%の相談者は夫婦の夜の営みがないと訴えた。また、20%の相談者は、夫婦間の敵対状況が深刻であることから、センター創設者の舒辛(シュー・シン)氏は直ちに離婚を勧めたというが、大多数の相談者は自らの婚姻を分析し挽回することを求めているという。

 同センターのカウンセリング料は、1時間につき105米ドル(約1万2600円)、または、1日につき658米ドル(約7万8960円)である。ちなみに、今年初め、ある相談者に対して、7万9千米ドル(約948万円)のカウンセリング料を請求したという。舒氏は同センターが商売繁盛していることに喜びを隠せない。

 中国の若い世代は経済成長と繁栄している今しか知らず、自分たちのやり方で富を享受したいと考えており、両親の世代と異なり、個人の生活が保障されることを最優先に考えるようだ。一方、中国の社会風潮は変わりつつあり、古い秩序および固有の規則がどんどん消えているが、新しい価値観は未だに形成中であるという。