■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2007/12/html/d83788.html



12月25日、サン・ピエトロ大聖堂でクリスマスミサを行うローマ教皇(AFP)

ローマ教皇、人類の私欲と環境の破壊に憂慮表明

 【大紀元日本12月28日】ローマ教皇ベネディクト16世は12月25日、サン・ピエトロ大聖堂でクリスマスミサを主催した際に、人類の私利私欲及び地球環境破壊の問題を強く指摘した。

 ローマ教皇はミサ中に、イエスが誕生するときに「旅館には空き部屋がなかった」というくだりに言及したとき、「人々は皆自分のことしか関心を持たず、すべての空間と時間が自分に費やされることを望み、隣人、貧しい人、天主など、他人に残すことを考えない」と指摘、「金持ちがますます多くの空間を占有すれば、貧乏人の空間がますます少なくなる」と述べた。

 世界中の11億人のカトリック教徒を率いるローマ教皇が、ミサに参加する数万人の信者や、テレビ中継を見ている数百万人の人々にイタリア語で演説を行った。

 ローマ教皇は、「一個人あるいは全社会として、われわれは、自分の隣人及び庇護を求める亡命者、難民に思いやりを示す時間を残しているのか。 神様のために時間と空間を残しているのか。これは私のこれらの言葉の最終的な意義である」と強調した。

 ベネディクト教皇は、環境問題に触れた時、「罪悪により、天地が動揺し、暗然たる色になり」という、4世紀の聖職者であるニュッサのグレゴリオスの話を紹介した後、「もし彼は、現在のような資源浪費、私欲のために節度のない自然開発を見たら、何と言うだろうか」と述べた。

(翻訳・叶子)