■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/04/html/d89974.html



インドに亡命したチベット難民によるデモ行進、「チベットに五輪トーチを通すな」の横断幕を掲げている(RAVEENDRAN/AFP/Getty Images)

インド五輪せい火リレー、コース距離大幅に縮める

 【大紀元日本4月19日】インドの首都ニューデリーで4月17日、厳重な警備のなか北京五輪聖火リレーが行われた。約500人の貴賓と一部の学生以外には一般市民に公開される事無く終了したリレーには人々に歓迎されるシーンはなかった。インド一部の地区では抗議活動が展開された。

 BBCの報道ではせい火リレーは現地時間の午後4時に始まり、大統領府前からインド門までのラージ通りで行われた。ニューデリー当局はリレー距離を9kmから2・3kmに短縮した。

 現地では15000人の警備員と特殊兵が厳重な警備を行い、車両と人の通行を禁止し、民衆がリレーコースに近づかないよう制限した。コース途中にある建築中の作業員は屋上に上ったり、通りに面した窓に近づかないようにと指示されたという。

 せい火リレーは厳重な警備体制の中で行われ、道の両側には歓迎する人々の姿も見られず、非常に寂しいものとなった。これと同時にリレーランナーの人数は短縮されたコースには多すぎて、各ランナーはほんの少しの距離をゆっくりと走ったがすぐに次のランナーにトーチをリレーしていたという。

 しかし、五輪せい火リレーはニューデリー空港に到着したとき抗議に遭っている。約20人のチベット人亡命者が空港に通じる市区の往来の激しい道路の両側で、中国に対する抗議スローガンを叫んでいた。インド当局はニューデリーでのリレーがロンドン、パリ及びその他西側の都市で遭遇したような強烈な抗議局面を避けようと試みた。だが、早い時期に数千人のチベット人が首都ニューデリーに於いてデモを行った。また、人々にチベット問題に対し注目するよう呼びかけるために別の聖火リレーを行った。インド前国防部長フェルナンデス氏もニューデリーで行われたチベット人による聖火リレーに参加し、中国に対する抗議を示した。

 インド経済の中心であるムンバイでは45人のチベット人抗議者が警察によって拘束された。この中には9人の女性が含まれる。

 インドには十万人のチベットからの亡命者がおり、チベット亡命政府及びダライ・ラマもインド北部のダラムサラを基地としている。

 3月にチベットで抗議活動が始まって以来、インドでは毎日のようにチベット亡命組織によりデモ活動が起きており、ニューデリーの中国大使館は抗議重点の一つである。

 
(翻訳・市村)