米、中国「孔子学院」に外交使節の登録義務付けへ=BBG

2020/08/13
更新: 2020/08/13

[ワシントン 12日 ロイター] – 米国務省は、中国政府から資金提供を受けて米大学キャンパスなどで活動している文化・教育施設「孔子学院」に対し、外交使節としての登録を義務付ける措置を13日にも発表する可能性がある。ブルームバーグ(BBG)が報じた。米中関係のさらなる悪化につながる恐れがある。

報道によると、事情に詳しい関係筋はこの措置について、孔子学院が外国政府によって「実質的に所有もしくは事実上管理」されていると結論付け、行政上、大使館や領事館と同様の要件を適用するものだと述べた。

国務省や他の米政府機関は、現時点でコメントの要請に応じていない。匿名の議会関係者は、そうした措置が近く発表されるという情報を耳にしたと話した。

孔子学院を巡っては、実質的に中国政府のプロパガンダ機関だとの批判が米議会などで上がったことを受け、国務省と教育省が昨年、監視を強化する方針を示していた。

非営利団体の全米学識者協会によると、孔子学院は6月時点で米国内75カ所にあり、うち66カ所は大学に設置されている。

Reuters
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