■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/05/html/d48951.html



中国トリュフイタリアへ侵入 現地種を脅かす

 【大紀元日本5月21日】高価なイタリア産トリュフは世界中で珍味とされているが、先ごろイタリアの科学者が廉価な中国トリュフがイタリア本土に侵入し、現地のトリュフの生存空間を脅かしているという驚くべき発見をした。

 報道によると、中国トリュフは、見た目はフランスやイタリアのトリュフとほとんど変わらないが、食感に乏しくロウを噛んでいるようだという。

 英国デイリーポストによると、イタリアのトゥリン大学ミュラ教授がアルバトリュフの産地ピエモンテ州の農村の土壌や木の根を採取した際、中国トリュフのDNAを発見。教授は、「我々がずっと心配していたことが起きた」と話している。

 「我々は中国トリュフがフランス、アルバあるいはその他の品種のトリュフの生存空間を押しやり、欧州全土に蔓延することを心配していた」

 またミュラ氏の同僚も「実験室での試験中、中国トリュフは生存競争に強く、イタリアトリュフの地盤を占領した。この2つの品種は非常に近い種で交配現象が発生するかもしれない」と話した。

 18世紀のフランスの美食家ブリア・サヴァランが「厨房のダイアモンド」と讃えたトリュフは真菌の一種で、特定の樹木の根にしか育たず、イタリアの黒トリュフはクヌギの根元にしか育たない。また、イタリアの白トリュフは香りが濃厚であることから高価で、昨年12月の白トリュフ1個の値段は16万5千ポンドだったという。

 不正取引業者は中国トリュフを本場のトリュフとして流通。2004年、干ばつによりイタリアトリュフが凶作となり、おそらく30トンに達する中国トリュフが欧州市場に輸入されたという。

 
(翻訳・市村)