印刷版   

買い物で賑わう会場(大紀元)

日本の質屋さん 外国人客にも大人気!第44回下町質屋のチャリティバーゲン

 【大紀元日本7月5日】午前中からぐんぐん気温が上がって真夏日となった7月4日、ひときわ熱気に満ちたイベントが東京・両国国技館で開幕した。

 この7月4日から6日まで、今回で44回目となる「下町質屋のチャリティバーゲン」が開催された。この催しは、東京都内の下町を中心とする質屋さん数十店からなる「質屋21協同組合」によって、質流れになった良質の商品を低価格でお客様に提供するため、昭和53年からおこなわれているという。午前10時の開場前には、このイベントの「常連」と見られる多くのお客さんが長蛇の列をなして待っていた。

 いよいよ開場。国技館の地下一階に設けられた会場へ一気になだれこんだ買い物客が、次々とお気に入りのコーナーへ走る。

 会場には、各質屋さんとっておきのブランド品、掘り出し物の数々が所狭しと並んでいる。ロレックス・カルティエ・オメガなどの高級腕時計。ネックレス・指輪・パールなどのアクセサリー。そして何といっても一番の人気はブランド品のバッグのコーナーで、この一角だけは時間ごとに入場制限がなされるほどの賑わいだ。

 会場を見渡して一目瞭然なのは、女性客が圧倒的に多いということだった。見たところの男女比は3対7ほどだろうか。

 20万から50万円ほどの高級腕時計が並ぶコーナーの店員さんに聞いてみた。

 「こちらも女性のお客様が多いですね。人気の品はやはりロレックスやカルティエです。お値段は、商品の状態によって違いますが、だいたい通常の半値以下になっています」

 陳列されている商品は、どれも質流れの中古品とは思えないほどきれいにみがかれ、十分に整備されていて、お客さんの購買欲をそそる。

 主催者である質屋21協同組合の理事長・福島昌一さんと、相談役の春日義弘さんにお話を伺った。

 「毎回60~70万人のお客様がご来場されます。若い方からご年配の方まで、幅広い層のお客様にご愛顧いただいています。外国の方は、やはり中国・台湾・韓国からのお客様が多いですね。それと最近は、イランなどのイスラム圏から来られるお客様も増えていますよ」と福島さん。

 長年にわたり同組合の理事長を勤められたという春日さんは、今年89歳。ますますご壮健な様子は、記者の質問に応えるお声の張りにも伺われる。

 「私は若い頃、台湾の高雄にいたことがありますので、台湾のお客様がいらっしゃるのは嬉しいですね。私どもは、良い商品を安くご提供することをモットーにしていますので、この機会にぜひお越しいただきたいと存じます。日本の質屋は、庶民にとって親しみやすく、お金に困ったとき頼りになる『親』と同じなのです。それに質屋は悪い品は決して預かりません。今の方々は質屋の利用法をご存知ないようですので、このような催しを通じてもう一度知っていただきたいですね」

 東京の下町に質屋業を営んで、春日さんは90年、福島さんはなんと315年の堂々たる「歴史」をもつという。このイベントの売上の一部は、チャリティーとしてNHK歳末助け合いなどの社会福祉事業へ寄付される。昭和53年の初回より、これまでに寄付された金額の総計は8000万円にも上るとのことだ。

 関東大震災も戦時中の空襲もくぐり抜け、なお脈々と生き続ける「日本の質屋さん」。江戸っ子の心意気はここにも健在のようだ。

 最終日の6日は午後5時まで。次回の「下町質屋のチャリティバーゲン」は今年11月の14~16日に開催される。
相談役の春日さん(左)と理事長の福島さん(大紀元)
買い物で賑わう会場(大紀元)


(記者・牧)


 (08/07/05 22:47)  





■関連文章
  • 故ダイアナ妃追悼コンサート、チケットは20分で完売(06/12/15)
  • B・シールズらが、チャリティーイベントに出席(06/10/30)
  • 法輪功弾圧遺児の救援チャリティコンサートが開催(05/09/22)