■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2008/10/html/d65275.html



逮捕前の胡佳氏(Getty Images)

監禁中の中国人権活動家、欧州議会のサハロフ人権賞を受賞

 【大紀元日本10月25日】EU欧州議会は10月23日午前、監禁中の中国人権活動家・胡佳氏(35)にサハロフ人権賞を授与した。

 ペテリング議長は本会議で授賞の理由について、胡佳氏の中国における人権と自由を求める活動を高く評価した。

 胡佳氏はこれまでに、血液売買による大規模な集団エイズ感染の被害者を支援し、インターネットで中国での環境保護と人権問題の改善などを絶えず訴えてきた。去年年末、中国当局に逮捕され、「国家政権転覆」の罪で、今年4月に懲役3年6月の実刑判決を受け、いまは監禁中。その妻と生まれて間もない娘は自宅軟禁中。72歳の母親によると、胡佳氏は毎日7時間の強制労働をし、寝床は共同トイレのそばにあるという。

 授賞直前に、ドイツの緑党の議員は10月22日の記者会見で、駐ブリュッセルの中国大使館は欧州議会の議員たちに圧力をかけ、胡佳氏に授賞しないよう求めたことを明らかにした。

 中国外交部の報道官・秦剛氏は、「この賞を犯罪者に与えるとは、中国の法律主権を干渉することに等しい」と非難した。これに対して、EU連合ドイツのヘルガ・ツルエペル議員は取材で、「胡佳氏にこの賞を与えるとは、中国の人権活動家を激励すると共に、EU連合は中国共産党の圧力に屈さないことをはっきりと示すためである」と強調した。

 サハロフ賞は人権や言論の自由の擁護に貢献した人物や組織を表彰するもので、人権活動家としてノーベル平和賞を受賞した旧ソ連の核物理学者に因み、88年に欧州議会が創設した。賞金は約5万ユーロ(約580万円)。サハロフ賞を受賞した中国人は胡佳氏が2人目で、1996年には当時監禁中の中国人権活動家・魏京生氏に授与された。

(記者・李孜、翻訳編集・叶子)