■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/01/html/d96785.html



【ハーブティーを楽しみましょう】(23):スギナ

 【大紀元日本1月31日】「のどが痛いの?じゃ、サルビアのお茶でうがいなさい」「眠れないの?じゃ、ホップとかのこ草のお茶を入れてあげましょう」という風に、ドイツの家庭では小さな症状が出たらすぐに、常備してあるハーブティーが登場します。古くから伝わる薬草の文化が現代の生活にも活きているのです。薬草の権威、M. Pahlow氏のレシピーを参考にドイツのハーブティーをご紹介しましょう。 

スギナ(Equisetum arvense)

 
スギナ(絵・前田純子)

今回のハーブはスギナ、ハーブ名はコモンホーステールです。スギナはとくさ科の多年草で、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸に多く自生します。春になると、草原、土手、田んぼの周りなど粘土質で水分のあるところならどこにでも顔を出すつくしん坊は、地中に水平にしっかりと張った根から伸びてきます。そのつくしが数週間の後、成長して緑色の新芽を出し、20~30cmほどのスギナに成長します。ハーブ用にはこの青々としたスギナを根元から切り、束ねて風通しのよい場所に吊るして乾燥させます。指で簡単にポキッと折れるようになれば、小さく折ってハーブとして使えます。自分で採取する場合には、スギナとよく似ているけれど、毒性のある植物があるので、注意しなければなりません。その植物は、まっすぐに伸びた茎の先端に胞子の穂を付けていますが、スギナは穂を付けません。穂を付けていないスギナを採取してください。

【適用】

 スギナのお茶はさわやかな香りと緑茶のような味で、たいへん飲みやすいお茶です。冬から春にかけての健康茶としてもおすすめです。

 スギナには、泌尿器系の改善、新陳代謝を促進する、結合組織の血行をよくするなどの働きがあります。スギナに含まれるフラボンとサポニンには利尿作用があり、結合組織の血行をよくする珪酸も含まれているので、前立腺炎、膀胱炎、尿道炎などには理想的な成分をあわせ持つハーブと言えます。また、新陳代謝不良が原因と考えられるリューマチや痛風にも有効に働きます。リューマチ・痛風にはスギナのお茶だけではなく、スギナ風呂も症状を和らげる効果があります。

【スギナ茶の作り方】

 スギナのハーブ茶さじ2に熱湯250ccを注ぎ30分おいた後、こして飲用します。1日3回、4~6週間続けて飲用してください。

【スギナ入浴剤の作り方】

 スギナのハーブ100gに熱湯1リットルを注ぎ1時間おいた後、こして湯船に入れます。この分量で一回分です。スギナに含まれる珪酸が皮膚から吸収され、皮膚の代謝を促進し、血行がよくなります。リュウマチや関節炎の症状、それに骨折後の腫れにも効果があります。

【有効成分】

 珪酸(約10%)、カリウム塩、フラボン、サポニン

(エリカ)