■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/02/html/d24113.html



中国:質屋が中小企業の新たな資金調達ルートに

 【大紀元日本2月25日】世界同時不況の影響で、中国の景気成長率が大幅に下落し、債務不履行件数の急増で中国の銀行の企業への融資が厳しくなっている現在、古い歴史を持つ中国の質屋業界が中小企業、特に多くの零細企業の最後の資金調達ルートとなった。

 「当舗」と呼ばれる中国の質屋は、顧客の家庭用品や個人資産を担保に、顧客に一定の利子を付けてお金を貸す業者である。景気後退している現在、質屋の利子が銀行より高くても、融資手続きが短く、企業が短期間で資金調達できるため、すぐにでも流動資金を手に入れたい中小企業は大きな魅力を感じている。

 ロイターによると、現在質屋の利子が銀行よりも0・44%高く、月率は約3・2%となっている。また、質屋は担保として顧客が持ってくる品物などを審査するのに約2時間かかり、担保として問題ないと判断すれば、顧客は約1週間以内に資金を得ることが出来る。それに対して、中小企業が銀行に融資を要請する場合、手続きを済ませるだけにも約1カ月かかるという。報道によると、中小企業経営者の多くは、担保として個人の家庭用品だけではなく、オフィス、別荘、車、芸術絵画などを質屋に持っていくという。

 しかし、中国の質屋業界筋は質屋からの資金に頼る中小企業の利用が増える一方、銀行の融資条件が厳しくなり、市場の流動力が弱まっている現在、お金を返せなくなり、倒産する企業も多くなっているため、質屋業界にとってリスクが大きくなっている、と指摘した。

 
(翻訳編集・張哲)