■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/05/html/d12867.html



GPSを導入する農地の耕作は大幅に効率アップ(Getty Images)

米国農民GPSで耕作、大幅なコストダウンに成功

 【大紀元日本5月31日】カーナビなどですっかりお馴染みとなった全地球測位システム(GPS)。米国メディアは今月、農民がGPSを導入して大幅に生産率をアップさせ、コストダウンに成功したケースを報道した。

 米紙ネット版「デイリー・プレス」によると、米国では10年前からGPSが農業に導入され、生産率が大幅にアップしているという。いまでは、同国の大半の農作機に関連の機能がついており、一部は衛星放送を受信する時のように、料金を支払わなければならないという。

 バージニア州在住の農場主ジョセフ・バーローさん(Joseph Barlow)は、130エーカーある大豆畑の耕作にGPSを導入している。彼が農地の経度や緯度などの座標情報をGPSシステムに入力すると、後はGPSの指示通りにトラクターが種を蒔き始める。

 バーローさんは5年前、5千ドルを投じて初めてGPSを購入した。バーローさんによると、GPSと種まき機モニターにより、畑の様子が一目で分かるという。例えば、蒔かれた種の数や蒔いた場所の面積、種の間の距離までが分かり、蒔かれたところはきれいな一直線となる。こうしておくと、収穫期のときや、肥料をやる時、また除草剤を蒔くときにも非常に便利だという。また、GPSを噴霧器に接続すれば、コストの高い薬剤を無駄なく、均等に噴射することも可能だ。バーロー氏は、「直線に植えていると、全てがより効率的で、正確だ・・・生産率がアップしたよ」と述べた。

 バーローさんによると、以前は種まきに2日半かかり、トラクターをたびたび降りては、直線に種が蒔かれているか確認しなければならなかった。しかし、GPSを導入した今では、1日で種まきを終えるという。

 よりグレードアップしたGPSを導入した農場主もいる。同じくバージニア州のセシル・ベルムさん(Cecil Byrum)は、保有するトラクターや種まき機にカラー・モニター機能がついたGPSを取り付けた。これにより、彼は耕作された畑を色分けされた状態で見ることができ、広い畑の状態が一目瞭然となる。たとえば、ある箇所は肥料をもっと加える必要があるとか、ある箇所は水はけが悪い、などの問題箇所が明確に分かり、また簡単に解決することができる。さらに、GPS付きの噴霧器は、噴射の強弱を場所ごとに調整することが可能だ。

 ベルムさんは、「このハイテク機器への資金投入は、1~2回使用するだけで元がとれる」と話している。

 

 (記者・楊華、翻訳編集・叶子)