■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/06/html/d49761.html



温首相に靴を投げつけた大学生、無罪判決

 【大紀元日本6月7日】英国ケンブリッジ大学で今年2月、男子学生が温家宝首相に靴を投げ捨て抗議した事件で、学生がこのほど、無罪判決を受けた。

 二日間の法廷審理を終えて、英国ケンブリッジ裁判所のシェラトン裁判官は、ドイツ人学生マーティン・ヤンクさん(27)について、騒乱と精神的ストレスを引き起こしたとする証拠が不十分であると判定した。

 ヤンクさんは法廷で初めて自らの行動の経緯を証言、昨年12月ブッシュ大統領に靴を投げつけて抗議の意を表した、イラクのザイディ記者をまねしただけであることを説明した。 靴を投げたのは、暴力的な中国共産党政権への蔑視を表現する一種の象徴であるという。

 ザイディ記者は、イラクの裁判所に1年の禁固刑を課せられ現在服役中。

 ヤンクさんは、首相に危害を加えようとまったく考えておらず、象徴的に抗議を示しただけであることを主張した。

 ヤンクさんは、「中国当局の人権侵害に反対している」と語り、自らの行動は抗議の意を示しただけで、騒乱や精神的ストレスを相手に与えるもの意図はなかったことを主張した。

 ヤンクさんの代理弁護士は、中国当局が英国の警察と検察側に、彼を提訴するよう圧力をかけていたことを明らかにしたが、英国検察当局はこれを否認している。

 検察側の陳述によると、ヤンクさんは当時、口笛で温家宝首相の講演を中断させたり、同首相を独裁者と呼んだり、大学側が学校を裏切ったと叫んだりした後、靴を投げつけた。この靴は温家宝首相から数メートル離れたところに落ちた。

 英国検察側は、ヤンクさんの行動は合法的な抗議の範疇を超えたことを主張した。

 ヤンクさんは法廷で、自らの行動は、温首相のケンブリッジ大学での演説への抗議や、声が出せない中国民衆への支持を示すためであることを主張した。

                        
(翻訳編集・叶子)