■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/06/html/d91869.html



今月8日にクアラルンプールで開かれたIATA総会で、今年3月に示された損失額のほぼ二倍の赤字が予測されることが発表された(AFP/AFP/Getty Images)

国際航空業界、09年度赤字8900億円=IATA予測

 【大紀元日本6月12日】国際航空運送協会(IATA)はこのほど、全世界航空各社の今年の赤字総額は90億ドル(約8900億円)に達するとの予測内容を発表した。3ヶ月前の数字より倍増した。

 同協会のジョバンニ・ビジニャーニ事務局長は6月8日、航空業界全体は最大の難局に直面していることを示した

 マレーシア・クアラルンプールで開かれた第65回国際航空協会年次総会の席で、同理事長は上記の予測内容を発表した。また、90億ドルの赤字総額のうち、アジア太平洋地区の航空会社が33億ドルを占めるという。

 同協会が今年3月に発表した予測報告書では、業界の赤字総額を47億ドルと予期していた。今回の予測数値の倍増は、市場の「迅速な悪化」を表しているという。

 また、今年の全世界乗客数が前年比8%下落、航空貨物量は17%減少する、との最新予測内容も発表されている。

 そのほかに、同協会は、2008年度の年度赤字総額を85億ドルから104億ドルに修正した。

 シンガポール航空の周俊成CEOはBBCの取材に対し、燃油価格の高騰や世界的金融危機のほか、最近発生した新型インフルエンザなどの要因は、同社の業務に大きく影響している、と述べた。

 そのような状況において、アジア太平洋地区の多くの航空会社は、コスト削減に一層取り組んでいる。香港の国泰航空は航空機購入の先送りを行っているという。

 競争による業界内部の消耗を避けるために、中国東方航空と上海航空が合併する情報も伝えられている。

 
(翻訳・叶子)