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化学工場の違法操業、地下水汚染で住民に中毒症状=浙江省

 【大紀元日本7月23日】浙江省の県内で、違法操業の化学工場から重油が漏れ出し、地下水が汚染され、住民らが中毒症状を起こしていることがわかった。

 中国紙「青年時報」の7月22日の報道によると、汚染が最初に発見されたのは、県内の台州三門県沙柳鎮の沙柳村である。

 村民らは、当初、地下水から異様な匂いがし、油が浮いていたと話す。後に、周辺の7つの村でも同様の状況が確認された。井戸からくみ上げた水が異臭を発するという。

 村の飲用水は井戸水しかない。一部の村民には、嘔吐、発熱、発疹、皮膚のかゆみなどの症状が現れた。飲用禁止の通告が出される一週間前まで、村民は井戸水を飲み続けていたという。

 汚染が最初に確認されたエリアには、「中鉄科技」という化学工場がある。重油に添加物を加えて加工し、燃油を製造しているという。

 工場は毎晩夜10時から翌朝4時まで操業、材料を運搬するトラックも夜しか出入りしない。工場を囲む塀が高く、監視カメラも多く設置され、数頭の番犬が飼われている。

 住民の証言によると、7月初めから、その塀から黒い物質が滲み出し、周辺の汚染された地下水と非常に似た異臭がしたと言う。

 現地の環境保護局が工場に立ち入り調査した結果、貯蔵タンクから重油が漏れていることが分かり、敷地周辺の土、工場の排水などから、トルエン、キシロールなどの化学物質が検出された。これらの物質は周辺の地下水からも検出されている。

 汚染地域は周辺の7つの村に拡大、半径1キロ範囲の3千人の飲用水が影響を受けているという。

 また、工場が違法操業であるとも報じられている。

(翻訳編集・叶子)

 (09/07/23 00:10)  





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