■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/07/html/d37730.html



写真は1997年5月29日、ダライ・ラマの肖像を飾るチベット人(AFP社)

チベット人にダライ・ラマ肖像の配布を指令、意図不明=中国

 【大紀元日本7月28日】ノルウェーの「チベットの声」の報道によると、中共当局は最近、チベット東部康区甘孜州炉霍県チャウラ(音訳)地区内のチベット人に、ダライ・ラマの肖像を配り、各寺院および自宅で飾るように通達を下したという。これまでは、ダライ・ラマの肖像を祀るまたは飾ることを禁止され、逆らうものに対して召喚、拘束および刑罰を下すとされていた。同通達に戸惑い、何らかの企みがあるのではないかと現地のチベット人らは疑っている。

 インド南部チベットデップン寺ロサリンカンツの僧侶プバさんによると、少し前に、中共当局関係者が甘孜州炉霍県チャウラ地区を訪れた。同関係者の話では、これまでチベット民衆に対してダライ・ラマの肖像の所有を禁止したのはあくまでも一部の幹部の個人的な意見であり、政府はこの件について禁止したことはないと強調、チベット人は宗教信仰の自由があり、ダライ・ラマの肖像を祀ることができるとした。その後、ダライ・ラマの大型肖像を住民に配ったという。

 4か月前、中共公安関係者は康区甘孜州東谷地区で各戸に対する取締りを行ない、合計18袋のダライ・ラマの肖像を没収し、民衆の前で焼却したばかりであった。当局の突如の政策変更に対し、地元チベット人らは驚きを隠せず、理解できないと示した。一部のチベット人には、これは政治的陰謀であると疑う人も出ている。

 通達が出てから、現時点で、チベット人は誰一人としてダライ・ラマの肖像を飾る人はいないという。

(翻訳編集・余靜)