■大紀元日本 http://www.epochtimes.jp/jp/2009/07/html/d88049.html



現場写真

新疆ウイグル自治区:大規模抗議集会、死傷者多数か

 【大紀元日本7月6日】新疆ウイグル自治区のウルムチ市で7月5日午後から、ウイグル人1万人あまりが抗議集会を開いた。中国当局は大量の武装警察を派遣し、武力弾圧を行った。死傷者多数のもよう。その後、同市では緊急戒厳令を発動された。事件の責任所在について、中国当局と国外のウイグル人団体の言い分が大きく食い違っている。

 抗議事件の導火線は、6月26日に広東省のある工場で発生した漢族とウイグル人の数百人の大乱闘。その事件で118人が負傷、2人のウイグル人が死亡した。

 情報によると、同工場の従業員であるウイグル人男性6人が、漢族の女性従業員2人を強姦した、それに怒った漢族が工場のウイグル人と大乱闘するまでに発展。現場目撃者によると、事件当時、車に乗っていた正体不明の人物が漢族に棒を配っていた。現場にいた警察はその人物を制止しない上、漢族に手助けしていた。ネットで公開されている現場映像にも、漢族が皆同じ棒を持っているのが確認できた。

 7月5日、ウルムチ市でのウイグル人大規模抗議集会は、上記の事件の主犯格の調査や、事件で逮捕されているウイグル人の釈放を求めるものだった。

 官製メディアの新華社は、その大規模抗議集会は、国外のウイグル人団体「世界ウイグル代表大会」が仕組んだものとし、計画的かつ組織的な暴力犯罪である、と報じた。

 それに対して、「世界ウイグル代表大会」スポークスマンのディリシャティ氏は関与を完全否定し、中国当局が広東省での大乱闘事件への対応が不適切であるため、今回のウイグル人大規模抗議を誘発したと反論した。

 ディリシャティ氏は、「大乱闘事件後、中国のネットサイトでウイグル人を攻撃する書込みがたくさん出されている。ネットを厳密に監視するネット警察はこれらの言論を削除しないばかりか、ウイグル人の関連の書込みを削除している」と話した。

 情報によれば、乱闘事件後、工場のウイグル人の携帯電話がすべて当局に押収されたという。それについて、ディリシャティ氏は、「外部に事件の真相が漏れるのを防ぐためであろう」などと語った。

 新華社は、ウルムチ市での大規模抗議集会で、数人の市民と武装警官1人が死亡し、負傷者多数、多くの車両は火をつけられて焼かれたなどと報じた。

 ディリシャティ氏は現地からの情報として、ウイグル人数十人が武装警察と衝突し、死傷したことを説明した。

 7月6日早朝から、ウルムチ市政府は一時緊急戒厳令を発動し、市内の一部区域では車両通行禁止となった。

 ディリシャティ氏は「世界ウイグル代表大会」の代表として、中国当局に対し、「すでに始まっているウイグル人への大規模逮捕をやめてほしい」と求め、国際社会に対し、大乱闘事件の真相調査に介入するよう呼びかけている。


 

 
(翻訳編集・叶子)