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中国の学校の教室の風景(LIU JIN/AFP/Getty Images)

「教師の日」が「謝礼の日」に=中国の教育現場、「袖の下」が氾濫

 【大紀元日本9月13日】9月10日は、中国の「教師の日」。本来ならば、教師たちに尊敬と感謝の念を抱く日である。しかし、中国の教育現場は、昔と違って「袖の下」が当たり前となっているようだ。

 多くの親たちは「教師の日」になると憂鬱になる。なぜなら、この日は、学校の教師に現金やプレゼントを送らなければならないからだ。もちろん、これは強制ではない。しかし、この習慣がすでに暗黙のルールとなっており、教師に明確な謝意を表さなければ、子供はよい待遇を受けられないのだ。

 教師の日を前に、現金1,000元(約1万4千円)を息子の担任に送った山東省秦皇島市の任輝さん(42)は、「高校生の息子が近眼で、前の席でなければ黒板が見えない。謝礼を送っておけば、担任が前の席にしてくれる」と話す。しかし、しばらくすると、また後ろの席に移されてしまうという。任さんは、「また謝礼をはずんで前の席に息子を戻してもらうしかない」とこぼしている。

 湖北省襄樊県の高校教師・楊さんは、自身のブログで「教師の日」が「袖の下」の日になっていることに「失望している」と嘆く。楊さんのブログには、親からの教師に対する謝礼に関して、書き込みが殺到した。

 ある親の書き込みでは、「息子は9月初旬に生まれ、隣の家の子は息子より2日後に生まれた。隣人は教師に2千元を渡し、子供は1年早く学校に入学することができた」と不満を漏らしている。

 また、ある教師は「私の月給は2,000元にも満たない。社会的地位も低い。学生や親にも見下されている」と投げやりな書き込みをしていた。

 教師の待遇が低いことも、教育現場が腐敗する原因だといわれている。

(翻訳編集・余靜)

 (09/09/13 05:00)  





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