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成語典故(図・柚子)

【一鳴驚人】 普段は無名であるが、一度やり出すと人をびっくりさせる素晴らしいことを成す

 【大紀元日本10月9日】

 春秋の時代、楚国の荘王は即位して既に3年が経っても、積極的に国事を処理することもしないため、大臣らが憂いを抱き始める。ある日、右司馬は荘王に、「例えば、南側の山の丘にいる大鳥は、3年の間に翼を羽ばたいたこともなければ、鳴ったこともなく、静まり返ったかのように全く鳴かないが、さて、この大鳥はどんな鳥でしょう?」と問った。

 荘王は、「3年間翼を羽ばたかなかったのは、翼を成長させるためである。飛ばず鳴かずとは、臣民が職責を果たしたかどうかを観察するためである。大鳥は飛ばないのではなく、まだ飛ぶ時期ではないからであり、一旦飛び立つと天まで突き進むし、今はまだ鳴かないが、一旦鳴き出すと、必ず天下を驚かすのだ。安心してください。私が悪かった。どうすべきかが分かっている」と答えた。

 半年後、荘王は自ら政務を処理し、不合理な制度を廃止し、新たに法令と規則を制定したと同時に5人の大臣を処刑し、6人の処士(民間人)を抜擢して、楚国を強盛にした。楚国はのち、春秋の時代に代表される5大強国の1つとなった。

 この物語は熟語「一鳴驚人」に凝縮され、普段は黙々として無名であるが、一度やり出すと人をびっくりさせる素晴らしいことを成す喩えとなった。

(翻訳編集・豊山)


 (09/10/09 05:00)  





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