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マウス実験を通して、夜間の継続的な灯光は鬱病になりやすいことが判明(Getty Images)

「夜通しの照明は鬱病のリスク高める」マウス実験での研究結果

 【大紀元日本10月29日】

 オハイオ州立大学の心理学者の最近の研究によると、夜間、電灯に長時間さらされていると鬱病になる可能性が高くなるということが判明した。

 研究は21日にシカゴで行われた恒例の神経科学学会で発表された。実験は24匹のマウスを二つに分けて行われた。グループAに対しては、1日16時間、灯光を照射し、8時間は消灯。グループBに対しては、1日24時間、灯光を照射し続けた。また、各グループの半数のマウスの入ったユニットには不透明のチューブを入れ、自分の選択で光が避けられるようにした。残りの半数のマウスの入ったユニットには、透明のチューブを入れた。

 実験から3週間後、マウスの鬱病の度合いを調べたところ、灯光に晒され続けたマウスの鬱病率は高く、光を避けることができたマウスの鬱症状は比較的軽いものであった。この研究報告の主執筆者でオハイオ州立大学で心理学を専攻するローラ・フォンケン氏は、夜間、灯光を継続的に使用することは健康を損なうと裏付けになるとし、夜勤または夜遅くまでテレビを見る人にとって無視できない発見だと語る。

 また、同研究の共同執筆者でオハイオ州立大学で神経科学・心理学の教鞭をとるランディー・ネルソン教授は、「集中治療室などでの継続的な照明は患者にマイナスになるのではないか」と示唆している。

 同研究報告は、行動神経科学の国際的なジャーナル『Behavioural Brain Research』の12月28日号に掲載される予定。

(記者(ロンドン)・黄貞貞 、翻訳編集・坂本)


 (09/10/29 05:00)  





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