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中国、イランとの友好関係強調 国連制裁が難航に

 【大紀元日本10月22日】中国の温家宝首相は先週、イランとの友好関係を強化していく意向を表明した。それにより、イランの核開発を阻止するための国連制裁措置がますます難航するとの見方が強い。

 オバマ米大統領が先月、イランは第二のウラン濃縮工場を建設していると発表した。イラン当局は民用目的であるとしているが、欧米諸国は、イランの最終目的は核兵器の開発であると憂慮している。

 15日、訪中したイランのラヒーミー筆頭副大統領との会談で、温家宝首相は、イランとの協力関係および政府レベルの往来を強化する意向を表明、イランの核開発への懲罰的な措置を支持しないと述べた。

 その前日に、ロシアのプーチン大統領は、「制裁行為は軽率である」と発言したばかり。ロシア外相は最近訪ロした米国のクリントン国防長官との会談で、イランへの制裁はマイナス作用を引き起こすと強調していた。

 イラン当局への有力な制裁を発動できるかどうかは、国連安保理で否決権を持つ中国とロシアの出方が非常に重要であると、専門家らは指摘している。政治と経済両面でイランと緊密な関係を保つ両国は、一貫して同国への国連制裁決議案に反対してきた。

 中国・イラン両国の経済関係は絶えず深まっている。現在、100社以上の中国国有企業がイランでビジネスを展開、そのほとんどがイランのインフラ整備を支援している。昨年、両国の貿易総額は前年比35%増、270億ドルに達した。

 中でも、両国は過去5年間で、総額約1200億ドルの石油取引を締結しており、中国当局にとってイランはエネルギー供給の重要なパートナーだと見られる。

(翻訳編集・叶子)


 (09/10/22 08:02)  





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